南山大学 |
VS |
岐阜大学 |
5 |
タッチダウン |
7 |
4-4 |
PAT(1Point) |
7-4 |
1-1 |
PAT(2Point) |
0-0 |
0-0 |
フィールドゴール |
0-0 |
0 |
Safety |
0 |
|
18 (14-4-0) |
1st Down (ラン-パス-反則) |
18 (16-2-0) |
23-115yds (23-12-2) |
パス回数-獲得ヤード (試投-成功-インターセプト) |
14-57yds (14-5-1) |
36-195yds |
ラン回数-獲得ヤード |
43-548yds |
59-310yds |
攻撃回数-獲得ヤード |
57-605yds |
|
3-▼25yds |
反則回数-損失ヤード |
4-▼20yds |
1-0 |
ファンブル回数-喪失 |
0-0 |
|
22:48 |
TIME OF POSSESSION |
25:12 |
3/11 |
3rd Down Conversions (成功/試行) |
7/11 |
0/1 |
4th Down Conversions (成功/試行) |
0/2 |
2014年4月26日、天候晴れ。
名古屋市港サッカー場にて、2014 CRUSADERSのこの春2試合目が行われた。
相手は昨年の入れ替え戦で三重大学を完封で下し、今季より1部リーグに復帰してきた岐阜大学。
前節では同様に1部リーグに復帰してきた愛知大学に敗北しているだけに、1部リーグ校としての意地と2週間の取り組みを見せてほしいところだ。
【1Q】
CRUSADERSのキック、岐阜大学のリターンにより試合が開始された。
キッカーは2014 CRUSADERSを率いる主将DL/K#71真置。
彼の敵陣奥深くまで蹴り込むキックに、CRUSADRSは幾度となく救われてきた。
そんな真置のまずまずのキックにより、敵陣22ydsより岐阜大学の最初の攻撃が始まる。
今年のCRUSADERSディフェンスは若い面々が多く、積極的なプレーを期待したいところである。
岐阜大学はI隊形からオープンプレーを展開するも、侍の魂を受け継いだ2回生LB#9近藤(圭)らのナイスタックルもあり簡単に3rd downに追い込む。
迎えた3rd down、いいリズムでオフェンスにつなげてほしかったところではあるが、ショットガン隊形からのオープンへのオプションプレーに対応できず、あっさりとフレッシュを奪われてしまう。
その後もカウンターでのランプレーでロングゲインを奪われ、最後はI隊形からの中央へのランで先制を許してしまう。(PAT成功、0-7)
岐阜大学のキック、CRUSADERSのリターンにより試合再開。
待望のCRUSADERSのオフェンスである。
今年のオフェンスは、バックフィールド陣を中心に経験豊富な選手が多い。
そんな彼らを生かすも殺すもオフェンスライン次第である。
4回生OL#56山原とパートリーダーの3回生OL#57水野(健)ら実力者を中心にプレーで魅せたい。
I隊形から中央、オープンへとランプレーを展開するもゲインを重ねることができず、簡単にパントに追い込まれる。
迎えた岐阜大学のオフェンス。
上回生になり、以前にも増してやる気に満ち溢れた3回生LB#44浅井の好プレーが飛び出すも、その後あっさりと長いパスを決められ、中央へのランプレーにより本日2本目のタッチダウンを許してしまう。(PAT成功、0-14)
いいところをみせたいCRUSADERSのリターンチームだが、これまで続いた悪い流れを4回生WR#18鈴木が一掃してくれた。
自陣80yds近くでボールをキャッチすると、あれよあれよと敵を交わし、フィールドを縦横無尽に駆け回りそのままタッチダウン!!
彼の持ち前のスピードが光る見事なプレーであった。(PAT成功、7-14)
このまま流れに乗りたいCRUSADERS。
そんな流れを察したかのように、K#71真置の蹴ったボールは相手選手の懐からするりとこぼれ、リカバーに成功。
CRUSDERSオフェンスとなるものの、1st downを更新できず。
その後は両チーム一進一退の攻防で1Qを終える。
【2Q】
開始早々、名実ともにエースとなった4回生RB#28石山のラン、副将QB#2北川からWR#18鈴木へのショートパスで連続してフレッシュを獲得するが続けることができず、パントへ追い込まれる。
攻守交代し、岐阜大学のオフェンス。
相手QBのオープンプレーに反則が重なりロングゲインを許す。
最後はカウンタープレーフェイクからのQBキープで再びタッチダウンを許してしまう。
タックルできたと思われるプレーであり、若いディフェンスだからといえ、もう少し気持ちを前面に出したプレーを期待したいところである。(PAT成功、7-21)
岐阜大学のキックにより試合再開。
リターナーはオフェンスリーダーを務める3回生RB#21水野(信)。
力強い走りでタックルしてくる相手選手を引きずり、自陣41ydsからのCRUSADERS オフェンス。
そろそろ目覚めたいオフェンス、期待の2回生QB#16古賀から再三登場のWR#18鈴木へのパスが決まるものの、うまくかみ合わずパントへ。
いい流れでオフェンスへとつなげたいCRUSADERSディフェンスであったが、敵陣35ydsよりランプレーでするりするりと相手RBに交わされ、本日4本目のタッチダウンを献上してしまう。(PAT失敗、7-27)
このままではいけないと奮起したオフェンスの上回生。
自陣27ydsからの攻撃、QB#2北川からWR#18鈴木へのホットラインパス、エースRB#28石山の中央ランで着実にゲインを重ね、RB#21水野のダイブによりゴール前20ydsまで歩みを進める。
ここまで来れば是が非でもタッチダウンが欲しいところであったが、苦し紛れに放ったランフェイクのパスを相手ディフェンスにインターセプトされ、そのままリターンタッチダウンを奪われてしまう。(PAT失敗、7-33)
さらに点差を広げられたまま、前半を折り返した。
多くの主力メンバーを欠くディフェンスであるが、時間が経つごとに試合にも慣れ始めてきた。
オフェンスもOL陣が随所でよいブロックを重ねている。
後半は、オフェンス、ディフェンス、キッキングのかみ合った締まった試合を見せ、逆転してくれることに期待したい。
【3Q】
岐阜大学のキック、CRUSADERSのリターンにより後半が開始された。
自陣43ydsよりスタートした後半最初のドライブも、簡単にシャットアウトされてしまう。
その後、試合が膠着したかのように見えた。
ディフェンスは、ディフェンスリーダーを務める3回生DL#53近藤(孝)やポテンシャルが光る2回生LB#6神戸の好タックル、今後の活躍が期待される2回生CB#11飯塚のパスカットにより、ゲインは許すものの要所をしのぐ展開に。
そんなチームの雰囲気に喝を入れたのが、3回生CB#1杉山であった。
相手のアウト系のパスを冷静に読み澄まし、2年間この一瞬のためにこだわり続けたハンドキャッチで華麗に掴み取ると、快足を飛ばしてエンドゾーンへ!!
彼の素晴らしいパフォーマンスにスタンドは酔いしれた。(PAT成功、14-33)
このプレーを足掛かりに・・・といきたいところであったが、その後は両者ともに拙攻が続き、スコアの動かないまま戦いは最終局面、第4Qへ。
【4Q】
否が応でも勝利を手にしたいCRUSADERSは、敵陣7ydsからのディフェンス。
RBから転向してきた2回生DB#25舟橋やフィールド内での精神的支柱である4回生DB#4吉田の泥臭いプレーが光るも、相次ぐタックルミスで再びタッチダウンを献上。
ここでさらに点差を広げられてしまう。(PAT失敗、14-39)
攻守変わり、自陣31ydsからのオフェンス。
昨年より試合に出場する2回生OL#58水田の機転が利いた相手NGの処理と2回生OL#66本多のキックアウトがきれいに決まり、RB#21水野が51ydsのロングゲイン。
欲を言えば追いつかれてほしくなかったが、これで自陣18ydsまで侵攻。
その後2プレー続けてランプレーでロスしてしまい、フィールドゴール止まりかと誰もが思った中、QB#16古賀の投じたボールが相手CBとのマンツーを制したWR#18鈴木の手に収まり、反撃のタッチダウン!!(PAT成功、21-39)
まだまだ点の取り足りないCRUSADERSはオンサイドキックを成功させ、自陣45ydsからのオフェンス。
QB#2北川は、「エースは俺だよ」と言わんばかりに、またもやWR#18鈴木をターゲットに冷静にロングパスを決め再びタッチダウンを奪う。(PAT成功、28-39)
この時点で、残り6分38秒。もう一度オンサイドを決めて・・・と淡い期待を抱くも、オンサイドキックは失敗し、攻撃権を岐阜大学に渡してしまう。
早くオフェンスに回したいCRUSADERS ディフェンスは、相手のミスに漬け込みLB#6神戸のロスタックルもありここはシャットアウト。
後のないオフェンスは、自陣18ydsからRB#21水野のラン、WR#18鈴木へのパス、QB#2北川のランなどで着実にゲインを重ね、最後は今季よりOLにも挑戦している#51谷川のいいブロックが光り、RB#21水野がエンドゾーンを割る!!
その後のPATでは3回生WR#81三輪の好キャッチもあり2ポイント成功。
ここでフィールドゴール1本差まで迫る。(PAT[2point]成功、36-39)
が、反撃もここまで。
最後に踏ん張りきれずもう1本タッチダウンを献上。(PAT成功、36-46)
そのままタイムアップとなり、勝利をつかむことができなかった。
2試合続けての敗戦。
この冬にしてきた取り組みの全てが否定されているようで、苦しい状況に置かれているかもしれない。
しかし、2試合通して課題がはっきりと見えてきたのもまた事実である。
9月にチームとして、個人としてどういう姿で開幕戦のフィールドに立っていたいのか。
その姿から逆算したうえで目標を設定し、日々の行いを確認、修正しながら日々を過ごしてほしい。
今こそ「考動力」が問われるときである。
与えられた時間はどのチームも平等。
考えて動けるチームが勝つ。
悔しさや不甲斐ない気持ちをぶつけて、次戦では一皮むけた姿を見せてくれることに期待したい。
我々CRUSADERS FAMILYは誰よりも君たちの勝利を願っている。
頑張れCRUSADERS!!!
(レポート By 10生 藤野氏)
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